TOT夢連載【太陽の花】

□第1話 【幼馴染み】
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村の中をいつもの様に駆けていると、スカーレットと呼ばれる女性が井戸で水の汲み上げをしていた。



フォルテ
『こんにちはお姉さんVv』


ルビア
「こんにちはー。」


スカーレット
「あら、
こんにちはフォルテにルビア。
2人は今日も仲良しみたいね。」



いつも優しい笑顔のお姉さんが2人は大好きなのだ。

お姉さんと天気の話をしていると、後から走って来ていたカイウスも やっと追いついてきた。

置いてけぼりを食らったからか、膨れっ面な様子にスカーレットはからかう様に口を開く。



スカーレット
「カイウス、どうしたの?
またケンカかしら(ニコッ)
ルビアとケンカしてちゃ駄目よ?」


フォルテ
『何で直ぐに分かっちゃうのかな?
喧嘩相手は私かも知れないのに。』


スカーレット
「う〜ん…そうね…
2人が目を合わそうとしないから?
(っというより、カイウスもルビアもフォルテの事が大好きだから、それは絶対に有り得ないのよね)」


フォルテ
『ふ〜ん…』



微妙に納得はいかないが、とりあえず生返事で返しておく。



カイウス
「つーか、ケンカなんてしてないよ!」


ルビア
「そうそう大丈夫ですよ。
だってカイウスは、あたしとフォルテの言う事なら、な〜んでも聞いてくれますから。
ね、カイウス?」


カイウス
「お前なぁ!いいかげんにしろよ!
(でもまあ、フォルテの言うことなら聞くのかもしれないけど///)」


ルビア
「わぁ、カイウスが怒ったぁVv
(半分は本当の事でしょーが)」


フォルテ
『Σあっ、二人とも待ってよ!!』



またもや追いかけっこの開始に、慌ててスカーレットへ挨拶をする。



フォルテ
『じゃあお姉さん、行ってきますね♪』


スカーレット
「行ってらっしゃい、気をつけて。
(本当にあの2人にも困ったものね、
フォルテってば可哀想に…)」



と、苦笑いを浮かべながら走っていく後姿へ手を振った。




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