TOH夢連載【沙羅の実】

□第5話 【合流DE行こう】
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ルベラ
『それで・・・本当のトコロは?(ニコリ)』


ライト
屋敷に缶詰めより、楽しそうだからに決まってるだろ!



ふんぞり返って言い切った姿に、シングとヒスイはずっこけてしまうが、ルベラは依然、笑顔のままだった。



ルベラ
『だと思ったよ〜♪(ニコニコ)』


シング&ヒスイ
「「粕[得するなっ!!」」


ルベラ&ライト
『『なんで??(キョトン)』』


シング&ヒスイ
「「もう良いです・・・
(無自覚天然は手がつけられない)」」



2人は呆れたように溜め息を付き、まだまだ気になる事は満載だったが、気にしては負けだと思い直した。

ライトを新たな仲間として迎え、一行はキュノスへの道を進む。

ライトの出現は想定外であったが、とりあえずは無事に、川沿いの街キュノスに辿り着いた。


5人が街に入ると、ルベラは近くにある看板に目を移す。



ルベラ
『へ〜・・・キュノスって、清水と新鮮野菜の街なんだね〜。
ちょっと興味があるかも♪』


コハク
「野菜・・・ ・・・
・・・ ・・・ミソ、食べる・・・ ・・・」


ヒスイ
「よしよし。後で3人で食べような。」


ライト
『ふ〜ん・・・
(さりげなくルベラを誘うとは、こいつなかなかやるなぁ・・・)』



必要ない思考を回すライトの横で、シングは1人目を輝かせながら、恥ずかしい程に騒ぎ立てている。



シング
「うわぁ〜〜〜ここが隣街かぁ!
すごい、2階建ての家だ!
わ、飛び出てるのなんだ?(ウキウキ)」


ヒスイ
「・・・・・・ただの望遠鏡だろ?
ったく、こんな田舎街ではしゃぐなよ。
恥ずかしい。」



呆れたように溜め息を付いた瞬間、コハクの胸辺りが光を放ち出す。



シング
「これは・・・・・・
この辺りにスピルーンがあるのかな?」


ルベラ
『う〜ん、どうでしょうか?
スピルーンの共鳴みたいだけど・・・』


ライト
『コハク自身には、どこにあるのか分かんねーの?』



ライトの問いかけに、コテンと首を傾け小さく呟いた。



コハク
「・・・・・・わかん・・・ない。」


ヒスイ
「チッ、仕方ねぇ。
ここ数日で変わった事がなかったか、片っぱしから聞きこみだ。」



意見に同意するよう頷くと、手当たり次第に聞きこむ事になった。



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