TOH夢連載【沙羅の実】
□第5話 【合流DE行こう】
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ヒスイ
「コハクを助けてくれた事、礼を言うぜ、迷惑かけたな。」
ライト
『な〜に、気にする程でもね〜よ。
だよな〜、ルベラ?』
ルベラ
『そうですね〜。
万事終われば、全て解決かな。
でも、助けてくれてありがとう。』
ライト
『ま〜な…どういたしまして。』
明らかに知り合い口調な態度に、ヒスイとシングは首を傾げた。
シング
「ねえルベラ。
1つだけ質問しても良い・・・かな?」
ルベラ
『うん、良いよ〜。
私に何を聞きたいのかしら?』
シング
「なんだか仲良さげだけど…
もしかして、その人とは知り合い?」
ヒスイ
「狽ワさか、【彼氏でした♪】
っとか、言わないよな(汗)
(そんな事を言われた日には、俺、立ち直れねーんだろーな・・・)」
内心ヒヤヒヤしつつ問い掛けてみると、2人は顔を見合わせ笑いだした。
ライト
『はあ?んな訳ねーっての(笑)』
ルベラ
『絶対に有り得ないよ〜(微笑)』
ライト
『だよな〜。
ルベラが自他とも認める美人なのは納得しても、俺の趣味には合わねーよ。』
ルベラ
『うんうん。私も趣味じゃないよ〜。
っと、そういえば、紹介まだだったね。
ほら、自己紹介くらいは自分でして!』
ライト
「お、おう・・・めんどくせーな・・・
俺はライト・クラスター。
ルベラとは所謂 幼馴染みだな。」
シング&ヒスイ
「「幼馴染み?」」
ルベラ
『はい。
ライトとは同じ村の出身なんですよ。
ずっと一緒に育ってきたから、兄妹の方が近いかもしれないね。』
ライト
『面白い展開にならなくて、なんか悪い事したな〜(ニヤリ)』
ヒスイ
「Σ///!!」
ライトのよく分からない発言をルベラはサラリと交わすと、紹介の補足にと言葉を続けた。
ルベラ
『ライトは私の護衛騎士なのに、重度のサボリ癖がある、ちょっと困ったさんだしね(苦笑)』
シング&ヒスイ
「「護衛騎士?
(ルベラって何者なんだよ・・・)」」
訳が分からず首を傾げるのだが、またもやそんな事はお構い無しに、和気あいあいと会話は進んでいく。
ライト
『仕方ねーだろ。
面倒くさい事が苦手なんだから・・・』
ルベラ
『付き合い長いんだから知ってるよ。
それより、何故にここまで来たの?
確か、お手紙の方で、お留守番を頼んだはずなのだけど?』
ライト
『そりゃ〜聞くまでもないだろ。
護衛対象が1人で飛び出したのに、そのまま放っておく事なんて俺に出来るわけないだろ〜?』
ルベラ
『あらまあ。
自称お仕事嫌いの言葉じゃないね。』
ライト
『そりゃ〜、たまにくらいは
真面目に仕事しないとな(ニカッ)』
ある意味納得のいく説明をしているが、そんな態度が逆に不信感を抱かせる。
なので、サラリと笑顔を向けて問い質してみる。
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