TOI夢連載 通常スキット編2

□SKIT/046【超高価一点もの】
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【超高価一点もの】



イリア
「しかし、あんた達の渡した首飾りと腕輪、よっぽど高価だったのねー。」


アンジュ
「もちろんよ、かって王族から拝領した
プラチナ製だもの。
ナーオス聖堂の誇りの一品ね。」


ティビア
『腕輪の方は、両親の知り合いである装飾技師に私専用特注で作っていただいた、この世に一つしかない品物ですもの。』


ルカ
「そんな高価な物、ポンと渡しちゃって大丈夫?」


アンジュ
「金銭的価値で解決するなら、それを惜しむ事はないと思うの。
ねっ、ティビアもそう思うでしょ?」


ティビア
『はい。
アンジュさんの仰る通りですわ♪』


イリア
「ティビアは貴族だからお金持ちって事はわかるけど、教会ってお金持ちなの?
ケチケチ溜め込んでるような印象って
あまりないんだけどさぁ。」


アンジュ
「中には豪快に奉納してくれる信者さんもいるものよ?
麦やワインを奉納してくれるから、食べ物に困る事なんて殆ど無いしね。」


ルカ
「教会を構えるだけでお金や食べ物が転がり込んでくるって事?」


ティビア
『転がり込んで、ですか・・・(汗)』


アンジュ
「表現は悪いけど、そうよ。
でも、信者の信頼を得るには並大抵な事じゃないんだけどね。」


イリア
「どうすれば信頼を得られるの?」


アンジュ
「無私無欲。
これを実践すれば、信頼なんて、もう得られ放題よ。」


ティビア
『あっ、私のお家でも、似たような家訓がありますよ。
【欲を欲せず、人に尽くせ】。』


アンジュ
「まあ、素晴らしい家訓ね。
イリアもうちの教会で働いてみる?」


ティビア
『あっ、なんでしたら、私のお家でも宜しいですよ?(ニコリ)』


イリア
「う・・・遠慮しとく・・・(汗)」


ルカ
「それにしても危険を回避する目的とはいえ、あんな高価なものをあげちゃうなんて・・・」


アンジュ
「教会は清貧であるべきなのよ。
お家や物は大切だけど、その価値に捕らわれては駄目ね。」


イリア
「流石、教会の人ね。お説教が上手・・・」


ルカ
「でも、高価な物を渡した事に
変わりはないよね・・・?」


ティビア
『クスクス・・・
皆さんも素敵な装飾品が欲しいのでしたら、今度私がそれぞれに見合う品を特注でプレゼントさせていただきますが?』


イリア&アンジュ
「「是非とも!!(キラキラ)」」


ルカ
「這買rクッ!!
(女の子が光り物に弱いって、
本当の事だったんだね・・・(汗))」


ティビア
『クスクス・・・(ニコニコ)』



世間一般に高価な物も、多分ティビアには高価じゃない(汗)

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