TOT夢連載【太陽の花】

□第28話 【旅人の教え】
1ページ/6ページ

フォレストの故郷であるサンサで
生命の法について
より深い知識を得るべく
アルガムの森へ足を踏み入れていた。

森は全体が雪に覆われており、
進むだけでも至難の業。

カイウスとルビアはいつものように
口喧嘩をしたりしていたが
寒さには勝てなかったようで
次第に口数も少なくなってきている。


しかも凶暴だと噂の
オーガにも出会ったりもしたが
全員の連携プレーにより難なく撃退し
なんとかサンサの入口まで辿り着く。



カイウス
「何だか やけに静かな気がするけど
誰もいないのかな?」


『ホント・・・静かだね。』



辺りを見渡してみるが、
それほど大きな村でもないのに
誰1人として姿を見つけられない。



ティルキス
「いや、そんな事はないだろう。
誰も住んでいないなら
家屋がもっとボロボロになってるさ。」


『うん、そうだよね・・・
せっかくのお家さんを捨てるなんて、
もったいないお化けがでちゃうもの!』


4人
「「「「はい??
(もったいないお化けって何?)」」」」


アーリア
「はいはい。
もったいないもったいない・・・(呆)
さあ、続きをどうぞティルキス・・・」


アーリアが繰り出したボケ殺しにより
フォルテは軽く流されてしまい
話は元へと戻っていくが、
4人には少しだけ疑問が残っていた。



ティルキス
「と、とにかく・・・
フォレスト、ここがサンサなのか?」


フォレスト
「はい。昔と変わりがない・・・ ・・・」


ティルキス
「姿は見えないが気配を感じる。
俺達を観察しているみたいだ。」


ルビア
「何だか怖いわ。
幽霊にでも見られてる感じ・・・ ・・・」


アーリア
「この村の住人は
よほど用心深いのね・・・ ・・・」


『・・・・・・・・・・・・(じーっ)』



みんなで話し合いをする中
フォルテは何処か一点を見つめている。



ルビア
「どうしたの、フォルテ?」


カイウス
「何かあるのか?」



2人がそう話しかけるなり
急に、見つめていた方へと歩き出し
いきなり樽の蓋を上にと開けた。



『君は、そこで何してるの?』


男の子
「這買rクッ!!」


5人
「「「「「狽ヲーっ、そこ!?」」」」」



意外な場所に隠れていた少年に
一同は目を丸くしてしまう。

渋々と少年が樽から出てくるのを見て
辺りに隠れていた村人も姿を現した。

そして、代表として
少年がこちら側へと質問を繰り出す。



男の子
「お前たち何者だっ!
どうして、この村にやって来たっ!」


『そっちこそ何者だっ!!』


5人
「「「「「買tォルテー―ッ!!」」」」」



突然のオウム返し発言に驚き
カイウスとルビアは
急いでフォルテの口を左右から塞ぐ。



→NEXT・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ