TOT夢連載【太陽の花】

□第27話 【導きの雫】
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敵対している2人が兄弟だという
深き真実を告げたルキウスに向け
カイウスは手を伸ばしたが
届く事は無く、空を掴むだけであった。



カイウス
「くそっ!・・・ ・・・
そうだ、ルビア!フォルテ!」



カイウスが2人に駆け寄るのを見て
後に続いて3人も走ってきた。



ティルキス
「大丈夫か2人とも!?」


ルビア
「・・・ ・・・あたしは、大丈夫。」


『私も、大丈夫・・・。』



その言葉を聞き、
一同は安堵の溜め息をつく。



カイウス
「よかった。 無事ならいいんだ。」


アーリア
「ルビア。
もう、あまり無茶をしては駄目よ。
フォルテも、1人で突っ走らないで。」


『・・・ごめんね、これからは気を付ける。
ルビアが無事でホントに良かった。』



優しく包むようにルビアを抱きしめた。



フォレスト
「ルビア・・・
カイウスがとても心配してたぞ。
ルビアの事を一番案じていた。」



意外なフォレストからの暴露に
カイウスは顔を赤く染め、慌てる。



カイウス
「買tォ、フォレストさん!///
余計な事は言わなくていいよ!」


ルビア
「・・・ ・・・みんな、
心配かけてごめんなさい。
・・・ ・・・ありがとうカイウス。
あたし、迷ってたの・・・ ・・・」



素直に謝る姿に
照れ隠しをするように無駄口を叩く。



カイウス
「お、オレは別に・・・ ・・・
じゃじゃ馬のお守りは、
いつもの事だしさ。」



その一言で火が着いたのか、
いつもの様に、口喧嘩を始めた。



ルビア
「(ムスッ)じゃじゃ馬で悪かったわね。
カイウスよりはマシだと思うけど?」


カイウス
「なんだとっ!
オレはちゃんと考えて行動してるぜ。」


ルビア
「カイウスの考えじゃ、
ロクな事にならないわよ!」


ティルキス
「おいおい助けたそばから、
ケンカするのか?
仲がいいねぇ、お2人さん。」


『ふふっ、仲良し仲良し♪』



茶化すように口を挟む2人に
ルビアは怒り気味な声を上げる。



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