TOT夢連載【太陽の花】

□第25話 【魂の都】
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レイモーンの都の情報を得るため
砂漠に現存する唯一の町、
ラウルスへと足を踏み入れた。


いつもの様に二手に分かれ
町の人々に話を聞くと戦前のラウルスは
レイモーンの民が住む町だった事・・・

ラウルスという名になる以前は
レイモーンの遺跡を調べるための
ベースキャンプだった事が分かった。

それからも話を聞き歩くと
どうやら、目的地のレイモーンの都は
やはり砂漠のど真ん中に
位置する場所にあることが判明。

ある程度の都の位置も分かり
また、砂嵐が舞う中を突き進む。

そして、ラウルスを出てから、
早数時間・・・

数々の石柱や遺跡など砂に埋もれる中、
かつて、レイモーンの民が
静かに暮らしていたとされている
レイモーンの都が姿を現す。

中へ足を踏み入れると同時に
フォルテは地図の位置関係を確認。



『ラウルスの人に聞いた話だと
ここで間違いないようね。』


カイウス
「・・・ここが、レイモーンの都?
まるで墓場じゃないか・・・ ・・・」


ルビア
「あたし・・・ ・・・怖いわ。なんだか、
沢山の目に見られているようで。」



確かに、辺りを見渡してみると
レイモーンの民の亡骸が石となり
眼孔を開いたままの瞳達が
こちらに注がれている様に感じる。



フォレスト
「レイモーンの民が
石像になっているようだな。
苦悶の表情を浮かべている・・・ ・・・」


カイウス
「まるで、魂を抜き取られたみたいだ。」


『死の大地に眠る・・・者達か・・・』



目の前に広がる都の現状は、
何か強大な力が猛威を振るった事を
物語っているかのようであった。



アーリア
「確かに気持ちのいい所じゃないわね。
【獣人戦争】で、私達の知らない何かが
ここで起こったんだわ。
だからこそ教会は、
レイモーンの都への立ち入りを禁じた。」


フォレスト
「【獣人戦争】は
もう300年も前の事だ。
記録は焼け、見た者は死んだ。
口伝で残っているのは
巨大なペイシェントの生成と戦争。
教会が生命の法とやらを見つけたのは
ここしか考えられない。」


ティルキス
「よし。とにかく歩き回って
手がかりを探しにかかろう。」



大きな建物を囲むように
小さな部屋が配置されており
一つ一つの部屋を見落としの無いよう
思い思いのまま探して回る。


いくつかの部屋を過ぎた頃
ルビアが、一冊の日記らしき物を発見。



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