TOT夢連載【太陽の花】

□第24話 【砂塵への道】
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獣人化の影響でカイウスが倒れ時間が経ち、空の色は暗く変わり辺りは静寂に包まれ誰1人として、口を開かずにいた。
そんな微妙な空気が流れる中で、カイウスはゆっくりと目を覚ます。
カイウス「うんっ・・・んんっ・・・ ・・・」
意識がはっきりしてきたのか身体を起こそうとするのを#name1#が手を貸し座らせる。
カイウス「あれ ここは・・・ ・・・?それに オレは・・・ ・・・?」
ティルキス「気がついたか? カイウス。ずっと目を覚まさないから心配したぞ。」
『カイウスが無事で良かった・・・』
皆からの心配した的な表情に、自分に起きた出来事を思い出す。
カイウス「・・・オレ、
また獣人化したんだな。でも、何で今頃 変化したんだろう?父さんが死んだ時以来、獣人化する事はなかったのに・・・ ・・・オレの身体はどうなってるんだろう。それに、戦ってた時のこともあまり覚えてない・・・ ・・・もし、また獣人化したらオレはみんなを襲ってしまうかも・・・ ・・・あの時の・・・父さんみたいに・・・ ・・・」
自分に対しての恐怖感から、苦しそうな顔で膝へと顔を埋める。
『大丈夫・・・大丈夫だから・・・』
これ以上苦しまないようにと#name1#はカイウスを抱きしめそしてフォレストも安心させようと口を開く。
フォレスト「カイウス、心配する事はない。お前は
レイモーンの民として目覚めたばかりなのだ。だから、力の制御ができないだけだ。徐々に私が教えていこう。私には、なぜお前がこれまで目覚めなかったかはわからない。だが、レイモーンの民である事を恥じる事はない。 どんな姿でもお前はお前なのだから。」
ティルキス「その通りだ。レイモーンの民であろうとなかろうと今ここに生きていることに変わりないんだ。」
『ええ、2人の言う通りよ・・・貴方がカイウスであることは揺るぎない事実でしかないから。』
カイウス「ありがとう。ティルキス、フォレストさん・・・ ・・・そして、#name1#・・・ ・・・」
3人の暖かい言
葉にカイウスは少し笑顔を取り戻す。
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