TOT夢連載【太陽の花】

□第22話 【隔ての門】
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先のアルバート戦を終えた一行は
更に北へと向かって行く。

だが、目的の北の門は見えて来ず
進む道はまだまだ長い為、
ひとまず休憩を入れるのであった。



カイウス
「なんか、暇だよなー。」


ルビア
「あたしは暇なんかじゃないわよ。
アーリアにプリセプツの事を教わったり、
フォルテに料理のいろはを聞いたり
する事はたくさんあるわ。」


カイウス
「(料理のいろはについては
スルーしておいた方が良いんだよな・・・)
そ、そういえば、その
【プリセプツ】って何なんだ?
魔法とどう違うんだ?」



その問い掛けに対し、
アーリアが説明をしてくれる。



アーリア
「プリセプツは魔法の正式な呼び方よ。
空間のエネルギーを
操作するための特殊な言語なの。」


カイウス
「・・・ ・・・へえ、そうなんだ。」


フォレスト
「元々は、レイモーンの民が
発明したと言われている。
ヒトが初めて見た時に
プリセプツの仕組みがわからず
【魔法】と呼んで恐れたらしい。」


『魔法と呼ぶ人達には、
原理や構造などを理解出来ていなくて
チンプンカンプンだって人が
多いみたいなんだよね〜。』


ティルキス
「なるほどね。俺には
未だに仕組みなんてわからないな。」


カイウス
「オレなんて
今の説明 聞いただけで頭痛くなったよ。
やっぱ勉強は苦手だ!」


『なら、苦手じゃなくなるまで
一緒に勉強しちゃおうか?(ニコリ)』



笑顔を向けながら そう言うが
カイウスは本当に勉強が嫌ならしく
慌てて話を逸らし始めてしまう。



カイウス
「狽ヲ、えっと・・・なあティルキス、
そろそろ出発しないか!?(アセアセ)」


ティルキス
「ハハッ、そうだな♪
休んだ事だし、北を目指すか。」



表情を読み取り
ティルキスはその願いを汲み取るが
フォルテは納得していない御様子。



『ぶーぶー・・・(ムスッ)』


ルビア
「フォルテもいつまでも
そんな顔してないで早く行きましょ。
(頬を膨らまして見せても
可愛いだけなのよね)」



その様子を微笑ましく眺めていたが
何とかフォルテを宥めつつ先へと進む。

それから しばらく進んで行くと
高くそびえ立つ壁が見えてきた。



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