TOT夢連載【太陽の花】

□第21話 【追尾されし者】
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北の門でレイモーンの砂漠について
詳しい商人がいるという情報を元に
ヤスカから北へと目指す。


皆が揃うなり直ぐに出発したが
辺りが暗くなっているため
少し北に歩いた場所で
朝になるのを待つことになる。


そして、
本日の食事当番はルビアであった。



ルビア
「本日の晩ご飯は焼き魚で〜す♪」



そう言いながら皿を並べる姿に
アーリアは思った事を口に出す。



アーリア
「なぜかいつもルビアの当番の時、
焼き魚なのね・・・?
Σあっ、別に焼き魚が嫌とか
そう言うわけじゃないのよ!(アセアセ)」



自分が言った発言に
【しまった】という表情で慌てる。

微妙な空気が流れるもティルキスは
気にする様子もなく話を進めた。



ティルキス
「でもまあ、
アーリアの言うことも一理あるな。
他の料理は作らないのか?」


ルビア
「(ボソッ)作って・・・いいの?」


カイウス
「Σえ゛っ゛!!」


『Σそ、それはちょっと・・・(汗)』



小さく呟いたその言葉に
2人は目を見開き、焦り出す。



フォレスト
「どうした・・・
何をそんなに慌てているのだ?」



焦る理由が分からず首を傾げる一方、
ルビアは目を輝かし、どこか嬉しそうだ。



ルビア
「それで・・・焼き魚以外のモノを
私が作ってもいいのよねっ(キラキラ)♪」


ティルキス
「別に、作っても良いんじゃないか?
なあ、フォレスト。」


フォレスト
「はい、ティルキス様。」


アーリア
「他の料理に挑戦するのは
良い事じゃないかしら?」


2人『「あ・・・・あの〜・・・(滝汗)」』



思うところがあり、止めようとするが
やる気が勝っているルビアを
止める事は出来なさそうであり・・・



カイウス
「(ヒソヒソ)どーするんだ、ルビアが作る
焼き魚以外の料理といえば・・・」


『(ボソボソ)う、うん・・・
でも・・・私とカイウスだけじゃ
料理中のルビアを止めるなんて・・・』



チラリとルビアを覗き見ると
3人がルビアの後押しを始めており
どうすることも出来そうになく
顔を見合わせ頷きあい・・・



2人
『「は、ははっ・・・(苦笑)
(触らぬルビア様に祟りなし・・・)」』



っと、早々に諦め合掌するなり
用意されていた料理を黙々食べ始め
知らんぷりを決め込むのだった。

そんな事とは露知らず、
ルビアはかなり浮き足立って見える。



ルビア
「それではこれより、
初めての料理を作りたいと思います。」



両手を顔の前に差し出し、
握ったり広げたりを繰り返し
あたかもその姿は、今から医者が
手術を施す様に見えなくもない。



ティルキス
「張り切ってるな・・・」


フォレスト
「だが、料理を作るだけですのに
そこまで気合いがいるのか?」


アーリア
「さ、さあ…?(汗)」



妙に意気込み無駄に張り切る姿に
3人までも不信感を抱き始めていた。



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