TOT夢連載【太陽の花】

□第16話 【地下へ】
1ページ/5ページ

ルキウスの手助けにより
教会から抜け出す事に成功を果たし
皆が待つ宿屋へと急ぐ。

思ったより時間が経っており日は傾き
他の者は戻っている頃だと思いつつ
帰路を駆け、宿のある路に差し掛かると
その反対側の道から
カイウスとルビアが肩を並べ
歩いて来るのが見えた。



『お〜い、カイウス、ルビア。
2人共まだ港に居たんだね?
空も暗くなってきてるんだから
ウロウロしてたら危ないよ。』


カイウス
「そっちこそ、
まだ宿屋に帰ってないんだろ。
お互い様だ。」


ルビア
「そうよ。私達は2人で行動してるけど
フォルテは1人でしょ。
そっちの方が危ないんじゃない?」


カイウス
「それとも、既に何かを
起こした後だったりするとか?」


『Σギクッ・・・!!(滝汗)
えへっ。ま、まあ良いじゃない。
と、とにかく、早く宿屋に戻りますか!
ティルキスもフォレストも
首をなが〜くして待ってるよ。』



ピンポイントで痛いところを突かれ
苦笑いを浮かべ焦ってしまう。



カイウス
「なんか、心当たりがあるみたいだな。」


ルビア
「ふふっ。フォルテらしいわね。」



慌てたように走るフォルテの様子を
2人は笑いながら追いかける。


そして、
宿屋の手前まで来たと同時に
ティルキスが血相を変え
入り口から飛び出してくる。


カイウス
「狽、ティルキス!」


『えっ、何かあったの!?』


ティルキス
「説明は後だ!逃げるぞ!」



突然そう言い放たれてしまい
訳が分からないまま頷き返すと、
とにかく後を付いて行くのだった。



→NEXT・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ