TOT夢連載【太陽の花】

□第10話 【レダの町】
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ジャンナに向かう準備の為、
一同はレダの街へと足を進めた。



カイウス
「すげー!(キラキラ)
立派建物がいっぱいある!
やっぱり、大きな町は違うな・・・ ・・・」


『カイウス、ハシャいでるね〜♪』


ルビア
「そっか。カイウスは今まで、
村から出たことがなかったのよね。」


ティルキス
「首都のジャンナは、
この町よりはるかに大きい都市だぞ。
このくらいで驚いてたら、
ジャンナに着いた時は
腰を抜かすんじゃないか?」


カイウス
「ふん、腰なんか抜かすもんか(ムスッ)」



ティルキスの言葉に、
少し腹を立てて怒りを表していると
フォルテが口を挟む。



『そうだよティルキス!
カイウスは腰を抜かすんじゃなくて、
嬉しくて・・・小踊りするの!!


カイウス
「Σするか!!!」


ティルキス
「ハハハッ。
フォルテの方が一枚上手みたいだな。」



和気あいあいと話をしていると、
今 一番重要な本題へと
さりげなくフォレストが話を移す。



フォレスト
「ティルキス様。
そんな事より、これからどうしますか?
レダには大きな教会もあります。
僧兵に見つかれば厄介な事に・・・ ・・・」



ティルキスも笑い声を止め
真面目な表情で考える仕草をとる。

そして、一つの提案を出す。



ティルキス
「そうだな・・・ ・・
・追われているのは、異国の男が2人と
フェルン村の子供が3人。
ならば、ここに家族が
2組いるというのはどうだろう。」


カイウス
「2組の家族?」


ティルキス
「そう。親父と息子。
フォレストとカイウス。
親父と娘・・・ ・・・もとい、兄と妹2人。
俺とフォルテとルビアだ。」


ルビア
「いいですね、それ。
お兄様〜♪お姉様〜♪(ウキウキ)」


フォレスト
「親父・・・ ・・・(ムムッ)」



ウキウキ気分のルビアとは対称的に
フォレストは難しい顔を、
フォルテは可愛らしく首を傾げた。



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