TOT夢連載【太陽の花】

□第8話 【死霊の森】
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3人は黒の森に入ると
魔物に襲われる事も無く
何とか順調に出口へと向かい
前にと進んできていた。



ルビア
「ちゃんと
森を抜ける事ができるかしら?」


カイウス
「多分大丈夫だろ!!この調子で行けば
夜には森を抜ける事ができるはず。」


ルビア
「うん・・・そうだね。あれフォルテ、
どうしたのそんな顔して?」



表情をカイウスも伺うと
何故かフォルテは2人の会話に
眉を寄せたままで聞いていたようだ。



『べっつに〜〜〜。
なんでもないし〜〜〜(ムスッ)』



っと、言うわりには
その台詞は棒読みに近い。

まあ、そんな風に機嫌が悪いのは
2人のせいなので仕方がない。

本来の予定通りならば、
森を抜けるのはもっと早く
夕方前に軽く抜けるはずだった。



『は〜っ(溜息)・・・
もう、どうでも良いから先に進むよ。』



呆れたように言い放ち
先々に進んでゆく後ろ姿を眺め
2人はよく分からず首を傾げ・・・



カイウス&ルビア
「「・・・何かあったの(か)?」」



などと、自分達の失態には気付かず
呟いていたのであった。


その後、2人に諫められ
フォルテの機嫌は何とか回復?

そして、道なりに進んでいると
不意に3人を呼び止める声が聞こえ
そちらに振り向いてみると
僧兵であろう2人組が立っていた。



『(Σヤバっ!!)』



カイウスとルビアの顔を見やると、
同じ様な事を考えているようだ。



僧兵1
「こんなところで何をしている!」


僧兵2
「大人は一緒じゃないのか?」



なんとか誤魔化せないかと思い立つが
何せ突然の出来事だったために、
フォルテの頭がパニクり出していた。



『あ、あの〜ですね・・・(アセアセ)
ちょ、ちょっと・・・
森にお花を摘みに・・・てへっ☆』


カイウス&ルビア
「「Σ(ー――フォルテっ)!!!!」」



あまりにも突飛な発言に
カイウスとルビアは
モロに豆鉄砲を食らってしまった。



『(・・・・・・・・Σってゆうか、無理!!
私が誤魔化すの、絶対にムリぃッ!!
お花を摘みにってなんだよ〜〜!
うっわ〜、私ってば、かなり
恥ずかしい人だよ〜〜〜!///(紅))』



後から恥ずかしさが込み上げる
フォルテの思考とは裏腹に
僧兵の片割れが普通に対応してきた。



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