TOH夢連載【沙羅の実】
□↳【船長と愉快な船員達】
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【ライトside】
ルベラの後を追うべく、サンゴ船長の船にて、南ペンデローグまで送ってもらった
ライトであった、が・・・
サンゴ
「さあ、ついたよ!!」
ライト
『う゛っ・・・ぎもぢわるい゛・・・』
急いでくれたのは助かるが、船員達でも根を上げる荒っぽい運転だったために、耐えられるはずはなく船酔いで完全に弱りきっていた。
サンゴ
「なんだい、だらしないねぇ!
男ならシャキッとしなっ!!」
ライト
『む、むり゛・・・う゛っ・・・』
船員
「大丈夫か兄ちゃん。
ウチの船長の運転は豪快だからな〜。
慣れてないヤツは、こーなんだよ。
まあ、ウチの新入りも無理なんだから、仕方ないよなー。」
船から降りるなり、船員達に手厚く介抱されたことで、どうにか数分後には回復。
ライト
「ありがとう。
サンゴ船長と、愉快な船員達・・・」
船員一同「這白Nが愉快な船員だ!!」
声を揃えて突っ込んでみるが、完全に無視されたままライトは、お礼の言葉を繋げる。
ライト
『無理言ったみたいで悪かったな。
この埋め合わせは、次に合った時にでもするから。』
サンゴ
「そんなの気にしなくていいよ。
困った時はお互い様ってね♪
また何かあったら、声掛けな。」
ライト
『ありがとなサンゴ船長!!』
サンゴ
「ほらほら、早く姫さんのとこに行ってやりな。」
ライト
『ああ。 じゃ、良い航海を!!』
サンゴ
「ライトも気をつけていきな。
今度 海に来る時は、姫さんも連れて来な。
船旅と洒落込もうじゃないか。」
ライト
『おう、またな!』
サンゴと船員達に別れを告げると、ライトは急ぎ足でシーブル村に向かうのであった。
→第4話 本編に続く・・・