キミの為に鐘は鳴る。
□【キミの為に鐘は鳴る。】第10話
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「よせッナツっ!動くなッッ」
『 !! 』
「ハッピー!ルーシィを頼む!」
・・・・
「隙をつくって女と猫を逃がしたか。
そこの女は咄嗟に気付いたようだしな…だが、」
「戦える状態ではないようだな」
『…はぁッ…、よ、余計なお世話ですッ…!』
「レナッ!!」
・・・・・・・・・・
「消えろッ…」
「消え失せろッ!!!!!」
『やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!』
―ブワッ
「 !? 」
『もう見てられない』
『私の仲間をこれ以上傷付けないでッッ!!!!!』
『あなたを倒す』
「貴様は一体…!?」
『“妖精の尻尾”の魔導士よ!!』
「アイスメイク、“大鷲”!」
『ダークメイク、“闇条網(バインド)”!』
シュッ
バキバキバキッ
「(俺の造形魔法が、壊された!?)」
『ダークメイク、“斧槍(ハルバート)”!!』
『ダークメイク、“闇夜の騎士(ナイト・オブ・ナイト)”!!』
レナの両脇に、漆黒の甲冑に身を包んだ騎士が2体現れた。
『行きなさい!』
「なんだ、この魔法は…!!」
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