キミの為に鐘は鳴る。
□【キミの為に鐘は鳴る。】第6話
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―“鉄の森”事件から、数日が経過した…
・・・
「はーっ…やっぱ自分の家はおちつくなァ」
「確かにこれで7万Jは安いな…
イイトコ見つかったな!ルーシィ」
「Σ不法侵入ーッ!!?
しかも人ん家で服脱ぐなッ!!」
「Σぐほぉッ」
『グレイ、脱ぐのはいいけど散らかさないで』
「って、レナまで!!?」
部屋のドアが開いて、見慣れたグレイの白コートを持ったレナが入ってきた。
…い、今の発言はどうなのよ…。
『はい』
「あっ…すまねぇ。
あぁルーシィ誤解だ。俺ァ脱いでから来た」
「ただちに服着て帰れ!」
「お前な…。例の“アレ”今日だぞ?
忘れてんじゃねーかと思って
レナと迎えに来てやったのによォ」
「“アレ”?」
「ホラ忘れてんじゃねーか」
『こないだの仕事の出発前に、ナツがエルザに言ってたでしょ?』
―“ナツとエルザが、戦うんだ!”
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