キミの為に鐘は鳴る。

□【キミの為に鐘は鳴る。】第3話
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―翌日。マグノリア駅にて。



「何でエルザみてーなバケモンが俺たちの力を借りてえんだよ」


「知らねえよ。つーか"助け"なら

俺とレナで十分なんだよ」


「それはこっちのセリフだ変態魔導士!」



バキッ!!ドゴッ!!!



「エルザがいるんなら俺は行きたくねえ!!」


「じゃあ来んな!後でエルザにボコられちまえ!」



迷惑だからやめなさいっ!!!



通行人が通り過ぎていく中、
周りの荷物がとばっちりを受けて散らばったりしている。



「もおっ!!アンタたちなんでそんなに仲悪いのよぉ」



ルーシィがふー…と早くもため息をついた



「何しに来たんだよ」


「頼まれたのよっ!!ミラさんに!!」






・・・・・



「確かにあの4人が組めば素敵だけど、レナが大変なコトになっちゃうかも…。

ルーシィついてってみんなの仲をとりもってくれる?」


「ええーーーっ!!!?」



・・・・・





「ミラさんの頼みだから仕方なくついてってあげるのよ」


「本当は一緒に行きたいんでしょ?」


「まさか!」


「てめェ何でいつも布団なんか持ち歩いてんだよ」


「寝る為に決まってんだろ。アホかおまえ」


「アホとはなんだやんのかてめぇ」


「おお?かかってこいよ氷野郎」


「上等だオラぁ!!」


「だーっ…もぉ〜…。」



言ってるそばから再びケンカ…

もう止める気も起きなくなってきたわ…。



「(…!、そうだ!)」



「あ!!エルザさん!!」



ビクッ!!!!!×2



「今日も仲良くいってみよー」「あいさー」


「あははははっ!これおもしろいかも!」


「「騙したなてめェ!!」」


「アンタら本当は仲良いんじゃないの?」


「「 誰がこんなヤツと…!! 」」


「あ!!レナだ!!」



ピクッ!!!!!×2



「「  レナ!俺と2人で先に行こうぜ!!


…って同じこと言ってんじゃねぇよ!!

Σってか、居ねぇし!!! 」」



「あはははははっ!」


「ルーシィたまにはいい事考えたね!」


「たまにはって何よ!」


「「……………」」



傍ではハッピーとルーシィが爆笑してた。コノヤロー…!



「おまえまで騙したのかっハッピー!!!」


「あい。ホントに来てたらオイラが一番乗り!」


「何を!?調子にのんなよネコめ」


「ぐえい、ほっへひっばぁーばいめ」※訳「グレイ、ほっぺひっぱらないで」



…とりあえずケンカはとまったのでよしとしましょう。



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