短編小説
□静かな恋の物語
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(自分の気持ちをカムフラージュしながら離れ離れの頃に送った手紙…運命の恋は降ってきましたか?まだ、雨に濡れていますか?ただ…雨に濡れていたいだけなんですか……?言葉で隠すほど声は裸になる…。貴方は寂しくなんかないと言ったね…。)
あれから二週間がたった。
明日は、いよいよ旦那と会える日。
相変わらず蠍は任務に行ったまんま。
デイダラは寂しくて旦那の部屋に
籠ったまんまだった…。
泥「…あれから二週間か…」
泥「…旦那ァ。早く会いてぇよ、、」
ハァ…とため息をついてカレンダー
を見てみた。
泥「…えと、今日は6月17日か…」
…………………………………??!
泥「今日、旦那と付き合って
2年目の記念日じゃん!うん!」
旦那との記念日を忘れてた
デイダラは一瞬嬉しい顔をしたが
すぐに寂しい顔した。
泥「あー…旦那、何してるかな。うん」
今日、旦那と居たら幸せなのにな…
ま、いつも幸せだけど、やっぱ
記念日は一緒に居てーな…。うん
まあ…旦那は覚えてないと思うな。うん
泥「そういや、オイラ…旦那に告った
時は心臓ばっくばくだったな…」
思い出したかと思うと、いきなり
デイダラの顔が真っ赤になった。
泥「……///。そういや、あん時
すぐに旦那にキスされたっけ……///
あん時は幸せだったなぁー、うん。
オイラ初めて死んでもいいって思った」
カレンダーを見ながら
初めて付き合った日を思い出していた。
泥「そういや〜…オイラ、旦那に
なんて伝えたんだっけ………う〜ん;」
頭を上を向けたり下に向けたり
して考えてみた。
泥「オ、オイラ…覚えてないぞ汗;」
ショック受けたデイダラは
いつまにか旦那の布団の中で
深い、深い眠りに着いていた…
(……旦那?ずっと…、ずっと大好きだぞ。うん)