短編小説
□静かな恋の物語
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(心の水面に、言葉浮かべて並べ
手に手を重ねたまま沈黙で語り合う
2人の空間……)
泥「……………………」
(旦那…何考えてんだろ…?うん)
ギュッと蠍の手を握りしめる
蠍「……………………」
(自然と頬伝う切なさの本当。涙は光を追いかける音、存在は紡ぎあい縦糸と横糸の物語)
蠍が単独任務で長期任務に入る
事になりデイダラは途中から、
合流する事になっていた。
泥「…旦那、早く帰ってきて…。」
蠍の裾を持ち泣きそうな顔に
なりながら蠍を見るデイダラ
蠍「…、ばーか。いつも通りに
早く帰って来れるに決まってるだろ
だから…そんな泣きそうな顔すんな
てか、お前と途中から一緒だろッ?」
泥「あはは……、そうだった。うん」
苦笑いをするデイダラ…
蠍「…じゃ、行ってくるな」
泥「…いってらっしゃい。うん」
バタンッ
妙にドアの音が響いた。