短編小説

静かな恋の物語
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(心の水面に、言葉浮かべて並べ
手に手を重ねたまま沈黙で語り合う
2人の空間……)





泥「……………………」
(旦那…何考えてんだろ…?うん)


ギュッと蠍の手を握りしめる


蠍「……………………」








(自然と頬伝う切なさの本当。涙は光を追いかける音、存在は紡ぎあい縦糸と横糸の物語)





蠍が単独任務で長期任務に入る
事になりデイダラは途中から、
合流する事になっていた。


泥「…旦那、早く帰ってきて…。」



蠍の裾を持ち泣きそうな顔に
なりながら蠍を見るデイダラ


蠍「…、ばーか。いつも通りに
 早く帰って来れるに決まってるだろ
 だから…そんな泣きそうな顔すんな
 てか、お前と途中から一緒だろッ?」



泥「あはは……、そうだった。うん」

苦笑いをするデイダラ…

蠍「…じゃ、行ってくるな」



泥「…いってらっしゃい。うん」



バタンッ


妙にドアの音が響いた。
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