come in?



白眉の子猫は夢を見る
◆一日遅れのポッ●ーの日ss 



「今日はなんの日かわかります」

何を企んでるのか、にっこり笑う男に私は嫌な予感しかしない。

「……ポ●キーの日」

「そうですね。と言うわけで……じゃーん!」

誇らしげに後方を指す、その指の向こうこたつの上には

「ちょっ、なにその大量のポッ●ーの山は!」

「カートン買いです」

「タバコかよ!」

「僕ヘビーポッカーですから」

「タバコならぬポッキ●存症……てうまく言ったつもりかよ!」

「まあまあ落ち着いて。ほら」

やおらポッ●ーをがさごそと開けはじめ、一本取り出すと

「……なにする気」

「嫌だなあ、ポッ●ーゲームに決まってるじゃないですか」

「するか!第一ムース●ッキーでポッ●ーゲームやろうとすんな、太くてやりにくいわ!」

ひょいとくわえて見せたではないか。

私の答えに不満げにポ●キーをぷらぷらさせる。

「もう。わがままですねぇ」

「お前がな」

「しょうがないから極細で妥協しますよ」

「だから、しないって」

「あれ、照れてるんですか?」

「………ああもうやってやろうじゃないのよ!」

安い挑発に乗り反対側にかじりつく。
よーい、どん、……て

「どこまでくんのよ!」

がぶりと噛まれた口を押さえ、私は目の前の変態を力の限りぶっ飛ばした。


(終われ)

勢いだけというのがばればれ。
ポ●キーは決してポリンキーではない。

2009/11/12(Thu) 23:13

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