遙かなる時空の中で
□絆
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橘家・梶原家・藤原家リビングルーム。
「今日のちびっ子当番誰だ(怒)」
「朝からなんですか、天真殿」
「こいつら朝からまとわりついているんだよ」
天真にしがみついている、藤、深苑、紫、龍の四人。
「まぁ、みんな天真殿が大好きなのね」
「幸鷹・・・人事みたいに」
「天真殿、せめて幸鷹さんでしょ」
「鷹通」
「お母さんでしょ」
「お・・お母さん」
「よろしい。みんな今日の送り迎え当番は誰?」
「行きは朔ちゃんと敦盛くんで帰りはヒノエくん」
「あれ?今日はヒノエ殿はモデルのお仕事があるはずですが」
「スタジオってところに連れて行ってくれるんだって」
「あっゆっきーとみっちーに言うの忘れていたわ」
「しろちゃんは知っていたの」
「えぇ、ヒノエ殿の事務所で今度子供モデルも出るらしいのだけどみんな風邪引いちゃったそうなのよ」
「そうなの、深苑殿、紫殿くれぐれもヒノエ殿と事務所のご迷惑をおかけしないようにね」
「はい」
「藤姫も体調悪くなったりしたらすぐに誰か大人に言うんですよ。あなたは黙ってしまう癖がありますから」
「はい、気をつけます」
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