*同*

□感情
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こんな気持ちになるのは本当に久しぶりだった。



感情



何故か越前を見ていると、色々な感情が抑えられない気持ちになるのは、どうしてだろう?


きっと僕は君に嫉妬しているんだろうね。


僕に無い物を君が持っているから…。


『…ねぇ。勝負しない?強いんでしょう不二先輩って。』


「どうして僕なのかな?公式試合以外では部員同士の試合は認められてないから…。」


『逃げるの?負けるのが恐いんだ。』


「僕を挑発してもダメだよ(クッス)それに…嫌でもいつか勝負する事になるよ。その内ね。」


『…。絶対倒してやる。』


「それは、どうかな?君にはまだ早いと思うよ。」



やっぱり生意気で口の減らない越前は僕に新しい感情ばかりを植え付ける。
そんな越前だからこそ、手塚が青学の柱になれだの言ったんだと思うけど…僕はそれも気に入らない。
手塚自身越前を特別視してる感じがするのが凄く嫌だ。
手塚は僕だけを見て僕だけを感じて欲しい。
それは単なる僕の我が儘にしかならないのだけど…。
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