銀
□絶対彼氏パロ
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「ったく、総悟の野郎ー、あんだけ重要な会議だと言ったのに、サボりやがって」
と頓所の廊下を、 つぶやきながら土方は自室へと向かわず、沖田の部屋へと向かっていた。
もちろん、今日の会議をサボった事を説教するためである。
その時、山崎が声を掛けて来た。
「あっ、副長!今朝、副長宛に馬鹿デケー箱が届いてましたよ。しかも着払いで。何買ったんですかぁ?ちゃんと代金は、副長の給料から引いときましたからね」
とぼやく山崎に、土方は慌てる。
「おい、ちょっと待て山崎。俺はなんも買った覚えねーぞ!」
そんな土方の言葉を無視し、山崎は続ける。
「また、変な通販ですか?とにかく、荷物は部屋に運んでおきましたんで」
「おい!人の話を聞きやがれ!」
「とっ、とにかく、荷物は部屋にありますんで、俺はこれで‥」
と、土方の形相に怯えながら、山崎はすぐに逃げてしまった。
「はぁ…」
ため息をつきながらとりあえず、自室へと向かうことにした。自分の部屋で、今行われていることなどつゆしらずに…
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