&‐アンド‐

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「"エル様…一体いつから…!!"」

「…強いて言うなら、初めからだよ」

「"っ!!?"」

「そりゃー…軽く記憶吹っ飛んだよ?でもね…全部コレのおかげ」





胸元から携帯を取り出す。
どこにしまってあったかなんて野暮なこと聞かないでくれよ…。




「"それ、は…?"」

「電話がかかってきたの」





不思議だね。
連絡先はもちろん非通知。
だけど、だけど…。





「なんだか知らないような人じゃない気がしてさ。で、この人から入れ知恵を貰ったの」





騙されるなら、逆に騙してやれ―――





「"ですが、薄憶の葉で作ったネックレスは…"」

「ああ、あれ?気付かなかった?部屋出てくる時においてきたよ」

「"なん…ですって…!!?"」

「これもその人からのアドバイス。あいつらはそれがある限りは私は完全に意識を闇に落としているから、安心できる。それが最大の油断じゃなかった?」




バル子さんはハッとした。
気付いたかな?





「つまり、ネックレスをしている内は私はどんな行動を起しても全てはN様のための行動なんだって信用できる」

「"っ…じゃあルギアの事も…全部…"」

「それはヒサキさんに知らせる為。あとは…簡単に―――ここを落城させる為の罠だよ」

「"!!!!"」






ゲーム攻略の基本でしょ?



私はニヤリ、と笑っていった。






「リリィちゃんカッコイイーーーー!!!」

「馬鹿…時間かかりすぎだ……」

「さっすがリリィちゃん!」

「にしても自ら危険を犯してまでやることだったのか…?」







チェレンはいつも通り、メガネを上に上げる。
なんだか、その動作が懐かしくて。





「じゃないと、イッシュ地方が滅茶苦茶になっちゃうでしょ?」





それに。






「Nを助けるのは、私の役目」






兎のパーカーをドレスの上から羽織って。
まだドレスの先がヒラヒラしてたから破って。
バル子さんに結ってもらった紐を解いて。






「さぁさ、やっぱバトルやってナンボでしょ!鬼さんこちら…手の鳴るほうへ♪」






準備オッケー!!
目指すは全勝!!!
かかって来なさい!プラズマ団!!
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