&‐アンド‐

□18
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「それが、お前の答えか」

「アデクのおじ様が何と言っても私は前に進みますよ!」

「…だろうな。それがお前の今の覚悟なら、行け。後ろは気にするな。それがたとえ、常識を逸することでもな」

「…おじ様」





私は、笑ってアロエさんからライトストーンを受け取った。





「お前は…本当に似ているな…」

「え?」

「いや、昔の話だ」






アデクのおじ様が何を言っているかわからなかったけど。
もうここから先は後戻りできない。
進むことしか許されない。





『それが答え、なんだね』






頭で響いていた声が、急にリアルに感じた。
はて?幻聴かと耳を疑ったとき。






「リリィ!!」





フードの中に入っていたゾロアが叫ぶ。





「あれ、見て!」





ゾロアが北のほうを示す。
何やら北の方面は僅かに暗雲が広がっており、不吉な予感がした。





「…あっちは、ソウリュウシティの方面だね」





私はポツリ、と零した。








「…」








ライトストーンを胸に抱えて。
その志を胸に抱いて。
私は、最後に笑いかけて、言う。






「行って来ます」






モンスターボールからウインディを出す。
どんな場所でも昔伝説と謳われた君ならいけるよね?






「ソウリュウシティに向けて、さぁ、出発だ」






もう後ろは振り返らない。
どんな事にも。
これから起こる結末を、Trew Endという事を信じて。







18:それが君の意思ならば






((僕たちは))
((どんな世界でもあなたについてゆくよ))

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