&‐アンド‐

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ここは、どこ?







白銀の世界に、広がる夥しい数のポケモン。
私はそれを塔の上から見下ろしていた。
酷く落ち着いていて、自分の周りの全ての時間が止まってしまったように感じられた。





全てのポケモンは私を静かに見上げている。
そう、まるで女王の命令を待つかのような――――





なんて、馬鹿らしい発想とは裏腹に後ろには黒き英雄を従えたNがいた。




笑っていて―――
―――でも目は笑っていなくて





とても居心地が悪かった。







「…リリィ」







私の名前を呼ぶ。








「君は―――」








Nは優しく微笑んで、告げる。








「          」












雑音と共に、かき消された。
Nの姿も黒き英雄も、何もかも残像となって消えていく。








また、白に戻る。
















そして、不意に聞こえるあの声。










きみは ないて いるのかい?










誰?
あなたは誰なの?






ずっと鳴り止まない、ノイズ。







頭がどうかしてしまいそう。





ああ、どうか夢なら覚めて。








お願い。








君の姿を見せて?













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