&‐アンド‐

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階段を下りて、外に出る。
チェレン達の姿は見えなかったが…
ゲーチスは一体何を企んでいるんだろう。



「リリィあっちから変なにおいする」



と、ゾロアが指差す先には電気石の洞穴。


=ダークトリニティ


「行くか!」

「ノリノリだね」



さらに=すると

=N様(笑)



これ行くしかないだろ。





「でも、変な匂いって?」

「あそこから電気が発生してると思うんだけど…焦げ臭いって言うかなんと言うか…」

「…行って見ようか」







***






洞窟の中は幻想的な世界だった。
ゲームの中で見るよりも。


青い石が光って、バチバチと僅かな電気を放ってる。




「でも全然変化ないよ?」

「でも焦げ臭い」

「電気じゃない?」

「奥の方から」




ゾロアは真剣な眼差しで、前を見ていた。
やっぱりゲーチスが絡んでくるとシリアスになっちゃうよね…




「グオォォオオオ!!!」


「「!!?」」




突然奥の方から唸り声が聞こえた。
心に響く、切ない声。
だけどそれは荒々しく、けして穏やかな状況ではない事はすぐに理解できた。




「なん…!!?」

「この声は…誰だ?」

「ゾロア?」

「リリィ、早く急ごう!!」

「うん!」
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