&‐アンド‐

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in フキヨセシティ




「なんか…こう、最近寄り道ばかりだったけど……ようやく戻ってきたって感じ…」

「そういえば、ジムバッジはいいの?」

「うん。だって全部持って―――」




…。
あれ?


私はふと、違和感を覚え鞄の中を漁る。
黒いプレートの中に入ってる…はず。




「あれ?ヒトモシじゃん。普通に外に出てるなんて、めずら…」

「あああああ!!!このヒトモシ私のジムバッジのプレート持ってるうぅ!!!いつの間に!!」

「あん…?何々。これを返して欲しくば…タワーオブヘブンまで来い…だと!?」

「ふざけるな…!!それは血と涙と汗で手に入れた大事なジムバッジ!!」

「実際そんなに大したことないよな」

「うん」




ヒトモシはふわふわと浮いていき、タワーオブヘブンまで飛んでいった。
ふ ざ け る な www




「ちょ、待ってええぇぇ!!!」

「待つのはこっちだ!!」

「え!?」




ヒトモシを追いかけようとした私の腕を引っ張られる。
何かと思い、後ろを振り向けばそこには―――




「皆…」

「どういう事か、ポケセンで説明してよね」






***





「…で、本当にNに何もされてないんだね」

「……はい」




チェレン、ベル、トウヤに正座をさせられてる最中。
とくにチェレンはそうとうご立腹のようだった。




「リリィちゃん…無事でよかったよぉ」

「ごめん。なんっていうか、もう私が不甲斐ないって言うか」




私はベルが買ってきたサイコーソーダーを呑む。
冷たいが、甘くて美味しい。初めて飲んだかも。









































「リリィ、Nとちゅーしてたぞ」































ボフッ!!!


バキッ!!!





「ななななななななな、何を行ってるのかなゾロア君////」




サイコーソーダを思いっきり吹いてしまい、目の前に居たチェレンはびしょ濡れに。
しかもチェレンの持ってるミックスオレが心なしか、潰れている様な気がするのだが。
中身が溢れて、もう着替えるしかないような状態。





「ほぅ…ゾロア、それを詳しく教えてくれないかな……!!」

「えっとねー…なんかNに襲わr「無い!!!それただの見間違いだから!!!わ、私がそんな事するわけ無いじゃん!!!」





何を行ってるんだこの化け狐!!!





「じゃあ、その首の赤いのは―――」

「っ///!!!」

「林檎みたいに真っ赤だよ、リリィちゃん」





即座に首を手で隠し、ゾロアの口を塞ぐ。




「蚊!!蚊に刺されたの!!!」

「へぇ……冬に蚊なんて出るんだ」

「で、出るよ!!しらねーの!!?ウチ、出るぞ!!!そりゃあもう、うっとおしいほどに」

「ふぅん…」

「だ、だってさ、あの電波君だよ!!?そんな事するようにはお、お、思えないじゃん!!」




トモダチへのラヴ見せてあげる、って自分で言ってるやつだぞ!!
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