&‐アンド‐

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「俺がy「私がやる」



トウヤが前に出て行こうとしたところを、私が止める。
ここはガーディの実力も見てみたいし…




「待ってリリィ。お前、病み上がりじゃあ…」

「問題ない」

「じゃあ、僕がリリィと組むよ」

「狽っ!!チェレン!!!」

「これなら文句無いだろ?」

「……今回はチェレンに任せるよ。リリィ、気をつけて」

「もちろん」




という訳で、園児VS私とチェレン。
マルチバトルなんて初めてだからな…
まぁ、いざとなったらなんとかなるでしょう。

審判はアデクの様。





「ガーディ、かむおん!」

「レパルダス頼んだ!!」




こちらはガーディとレパルダス。
向こうは…両方ともハーデリア。
ノーマルタイプ…なら、かくとう系で行った方がいいな…
手持ちに居ないけど。



「ガーディ、ひのこ!!」

「ワォン!!」

「レパルダス、みだれひっかき!!!」

「ニャァ」





先制攻撃はこちらから。
ガーディもレパルダスも攻撃がハーデリアに当たる。
すぐさま次の行動に移す。





「ガーディ、かげぶんしん!!」




二匹のハーデリアをかげぶんしんで囲む。
一応犬対犬だよね。

かげぶんしんによってハーデリアは困惑する。





「レパルダス、なきごえ!!」

「ニャアアアァ!!」





さすがチェレン。
次の攻撃を読んで行くとは…

私はハーデリアが怯んでいるうちに、ガーディの攻撃!





「ガーディ、かえんほうしゃ!!!」





***




「うええぇん…」

「うわあああああん!!!」





大人気なかっただろうか。
結局私たちが勝って、勝利を収めたものの…
園児二人は大泣き。
困ったもんだ。



「二人とも良く頑張ったな!それでいいんだ!!」

「…強さだけじゃ、ないんですか?」




と、チェレンは言う。




「勝ったり負けたりする。それが強い者への道だと思う。強さが全てだとは限らんぞ!若者よ」

「僕は強さだけがあればいいと思います」

「私は弱さが無ければダメだと思います」

「っ!リリィ」

「強いは弱い。弱いは強い。それと同じことだよチェレン」

「…僕には理解しがたいね」



チェレンは少しふてくされたように私に言う。
強さだけが全て、ねぇ…



「カミツレ、橋を上げてやりなさい」

「ええ」




カミツレは何やら橋の横にいる人に話しかけ、をあげてもらった。
赤い橋が、降りる。
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