&‐アンド‐

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「タワーオブ・ヘヴン?」




ホドモエシティの?と私はトウヤに訪ねる。


散々ジョーイさんに説教食らった後(怪我し過ぎの為)その数日後、強引に退院した。
ジョーイさんには何とか説得して、傷も大分塞がって来たので問題ないと言った。
と言っても、ジョーイさんは未だにご立腹のようすだったが。
それも、ポケセンの前にいるトウヤ達のおかげだ。




「うん。そこに幽霊が出るんだって」

「ヒトモシじゃね?ポケモンの」

「違うって!!俺見たもん!!」

「まぁ…トウヤのいう事にも一理あるな」

「チェレンまで認めるの?」

「あ、あたしも見たよぅ…お化け、ホントにいたもん」

「ベルはねぇ…きっとあれだ。見間違いだ」

「そんな事無いもん!」




ポケセンから出発して、5番道路へ。
なにやら、幽霊騒ぎが出ているそうだ。
ジムリーダーのヤーコンも困っているらしく、私はどうするか悩んでいた。
だってお化け怖いもん。
怖くて何が悪い。怖いもんは怖いんだ!!!




「リリィ」

「あ、カミツレさん」

「ミネズミの件、ありがとう」

「いえいえ。こちらも、色々と―――」





バザーーーッ!!!





「……」

「「「「…」」」」





いきなし、頭上から木の実が大量に落ちてきた。
なにこれ嫌がらせ。
ふ、と上を見ると木に沢山のミネズミがいた。




「チュー!!」

「ああ…ありがと」




苦笑して、私はミネズミにお礼を言う。




「な、なにこれ…」

「この前のお礼だって言ってたよ。これ一人じゃ持っていけないから、チェレンたちも持っていってよ」

「おう!」

「わぁ…!いっぱいあるね!!」

「…リリィ、ポケモンと話せるのか?」

「…え?」

「いや、だって…まぁ、普通に推測すればこの前のお礼だけど、今《言ってた》って言ったよね」

「…」

「…」

「…」





謎の沈黙。






「な」





トウヤが震える声で、引きつった笑いをしながらこっちを指差して言う。




「そんなわけ無いって!!だってリリィだよ!!?」

「そ、そうだよチェレン!!何勘違いしてるの!!?そんな訳無いって!!ねぇ、ベル!!?」

「う、うん!リリィちゃんがN見たいに、そんなポケモンと話せるわけ…」

「…」

「…ベル」

「…」

「な、無いよね…」




ベル墓穴掘ったああぁぁ!!!
何してるのこの子。っていうか皆Nがポケモンと話せるって知ってたのね!!
今はそんな事よりも!!



「そろそろ行くけど、いい?(面白い子達ね…)」

「おお!その姿はカミツレだな!!」

「あら。アデクさん」




前から来たのは赤い髪のアデク。
チャンピョンのアデク。

へぇ…なんかレッドと被ってるwww




「その子達は?」

「今から跳ね橋を上げに行く所です。昨日ミネズミが端をふさいで困っていたら…この子達が手伝ってくれたんです」

「ほぅ…カツミレを認めさせるとは…ふむ。その実力見てみたい。どれ、お前たち相手をしてみろ」

「「はぁーい!!」」



と、幼稚園児が二人こっちに来た。
もしかしてマルチバトル?
…あれ。
ポケモンって10歳以上は持っちゃいけないんじゃなかったっけ!?

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