&‐アンド‐

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***









ふと、目を覚ませばそこはただの真っ白い世界。
そこにぽつんと佇む私。




「リリィ」




あ、兄ちゃん。





「リリィ」




ケイも…




「「リリィ」」




ベルにチェレン。







「………リリィ」




N!!
私は思わず、声を上げそうになった。
だけど。


出ない。
声が、出ない。





「これが、君の世界と言うなら」




次の瞬間、Nの隣に黒き伝説のポケモン―――
ゼクロムが姿を現した。





「僕は君を壊すよ」





気が付けば、私の隣には真っ白いレシラムがいて。


二匹が対峙して。
狂うように攻撃して。
戦って、守って。




そして、気が付けばレシラムは倒れて。





Nが歪んだ表情を浮かべて。
私はそんなNを見たくなくて。





「リリィ」





公園のとき、浮かべた表情で。






私の名前を呼んで。


















「僕は君を殺す」


















Nは、その白く細い手で。







私の首を締め付けていた。









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