&‐アンド‐
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「コロモリ、きゅうけつ!!」
「く…ランクルス、サイコキネシス!!!」
全員が手持ちが一匹ずつでマジ助かった。
正直しんどいかも。
調子乗りました。マジサーセンwww
「って、んなわけねーだろ!!!」
一人突っ込みをするが、プラズマ団は私を変な目で見るだけ。
「10匹と3匹じゃあ、キツイんじゃねぇの!!!?」
「問題ない!(微妙…だけど)」
周りには傷ついたポケモンがいる。
それをカバーしながら戦うのって、結構辛い。
ごめんなさい。ホント調子乗りました。
でも、ポケモンは頑張ってる。
だから、まだ私も頑張る。
ふざけないで―――ちゃんと、真面目に。
「オノノクス、はかいこうせん!!!!」
「ズアアアアァ!!!」
「うわあああ!!!」
「くそ、避けきれない!!!」
***
これ、勝ったんじゃね?
いいよね。これ、私達の努力賞だよね。
プラズマ団が全員膝を付いた所で―――
ようやく私はその場に座り込む。
「皆、無理させてゴメン…でも、頑張ってくれてありがとう」
「シャアァ」
ジャローダは頬と頬を合わせるようにくっ付いて来てくれた。
どうやら以外と甘えん坊のようだ。
オノノクスも静かに背中を合わせてくれて(クールだなコイツ。いや、ツンデレか?)ランクルスも頭の上に乗ってくれた。
やっぱ、ポケモン大好きだ。
「君、すごいよ!」
「助けてくれてありがとう!!」
「ポケモンとの絆…素晴らしいね」
周りの人々から歓声が上がる。
とにかく、良かったよ。
うんうん。ポケモンって楽しい。
「小娘…貴様、何者だ」
「ポケモンです。あ、ごめんなさい嘘です」
周りの人が、呟いたのかと思い顔を上げてみると。
私の表情は一瞬にして、凍りついた。
だって、それは…
そこに、目の前に立っていたのは―――
「ゲーチス…」
あの、Nの全てをめちゃくちゃにした人。