&‐アンド‐
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「…貴様(目の色が変わった…?黄金色の、瞳に…)」
「まぁまぁ、野蛮なのは好きじゃないんですよ。
第一イレギュラーでもない俺がここにいるって時点でおかしいんですけど」
ヤになっちゃうよ。
全くもう。
「お前は誰だ」
「二重人格か?」
「それともただ頭がおかしくなったのか?」
うぉう。
ひっでぇ言われようだなぁ。
「どれも不正解ですー…つーわけで、俺はさっさとこの悪趣味な部屋から出たいんで」
どいてもらえます?
ダークトリニティの御三方。
「フン…キリキザン、行け!!」
「キッシュァー!!」
3体のキリキザンが現れる。
あーあこんなもんか。
弱い弱い。
「あーかったるぅ。ウォーミングアップにもなりゃしないですよォ」
パチン!
指を鳴らせばその姿を現す。
「あえて、相性の悪いポケモン選別してやってんだ。手ェ抜いたら承知しないゾ☆」
「貴様…ナメるのも大概にしろ!!!!」
水色の可愛らしいポケモン―――マリルリを繰り出す。
分が悪いのはこちら側。
まぁ…あいつのポケモン使うわけには行かないし。
「さぁ、始めy「ちょ、ちょっと待ったーーー!!!」
せっかくかっこよく決めようとしたのに…。
もちろん止めに入ったのはゾロアだ。
「ま、待って!!あんまりの変わりように俺ついていけなかったけど、誰!!!?」
「あぁん?どーでもいい話は後、後!!!その耳引きちぎられたいの?」
「うぐぐぐぐ!!!痛い痛い!!そしてリリィが超絶ドSだ!!!なぜ!!?」
「…お前らはわかんなくていいことだよ。黙って見てなさい、黒チビ」
「黒チビ!!?意味わかんない!!?リリィどうしちゃったの?頭ついに壊れちゃったの?」
「…別に俺に言われてるわけじゃねーけど、普段どんなポジションなんだよコイツ」
うーん…人選ミスチョイスしたかなぁ。
「まーまー黙ってみてて。すぐ終わらせるから」
神に敵う奴なんて、いるわけ無いだろ?
「リリィ…?」
ゾロアが心配そうに見ていた。
(ちょっとちょっと)
(私の知らないところで勝手に話を進めんな!)