官能小説☆女性視点

□誰も知らない夜明け前
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「んァッ…ダメ……」

「何がダメなの…こんなにいやらしい顔で感じてるくせに」

彼は、私の唇を優しく食べるみたいに、キスする。時々モレる声や吐息が薄暗い空間で絡み合う。

「舌出して」

彼は私の顎を押さえながら、首筋を愛撫した。

「アァ……んん」

私の口の中を、乱暴に彼の舌が掻き乱す。
恐る恐る伸ばした私の舌を、優しく吸う彼の唇。
強引に手首を押さえつけられ、激しく舌が絡まりあう。

「んっ…ハァ…アフッンン…」

頭の上で両手首を押さえつけられる。
彼のいつもと違う眼差しが、私を硬直させる。怖いくらいに鋭い眼差しは、私を見下ろす。

「お前のそうゆう顔…ソソられる」

うっすらと開けた目で彼を見つめる。
耳たぶから首筋。なぞるようにして彼の舌が這う。

「ひア…ン……んん」


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