めいん
□Sweet・heart8
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あれから何度かアラタと会ったり、メールをしたりと、頻繁に連絡を取っていた
今日もメールを送信、受信の繰り返し
いくらメールのやり取りを沢山しても飽きることはなくて。
そうしてまた、ブルブルとマナーモードにしていた携帯が震えた
(返信してから、まだ1分も経ってないのに…今日は早いなあ)
不思議に思いつつも受信メールのフォルダを開く。
そのメールはアラタからではなく、知らないアドレスからだった
メールを読んだ途端、携帯が手から滑り落ちた
同時に、体の震えが止まらなくなった
愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる………
画面いっぱいに“愛してる”の文字
一体誰が、何のために、思い当たる節など全くない
ただ恐怖だけが、頭の中を、わたしのすべてを支配していた
『……アラタ…っ』
大好きな人の名前を小さく呟いた
届くはずないのに、それほどまでにアラタに依存している自分を嘲った
(間違いメールかもしれないし…)
そんなに気にすることはないのかもしれない。
そう自分を奮い立たせて、家路についた。
渦巻く不安
(大丈夫、きっと間違いだから)
(アラタには黙ってなきゃ)
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