FEいろいろ

□暗黒竜と光の剣
2ページ/5ページ

【アカネイア大陸の全貌】


かつて竜族が栄華を極めた大地であり、人類と竜族は手を取り合って暮らしていた。

だが、やがて竜族は衰退の一途を辿り、出生率の低下や知能の低下をきたすようになる。

知能の低下は即ち自我の喪失へと繋がる。
その事を恐れた竜族は、自らの力を石に封じ、人の姿に身をやつす事でこれを防いだ。
これが竜人族、マムクートの誕生である。

しかし一部の竜族―氷竜族や地竜族などはマムクートになる事を拒み、やがて我を忘れて暴れるようになった。
人類は竜に対抗する術もなく、滅亡の危機を迎える。

この危機を救ったのが、神竜族の王ナーガが率いるマムクート達、そして地竜族の中で唯一竜人族になったメディウスであった。

神竜王ナーガ達の戦いによって暴れだした竜達は倒され、生命力の強い地竜族は地の底へ封印された。
しかし、この戦いによって神竜族のほとんどが絶命し、生き残った神竜はわずかとなってしまった。

神竜王ナーガはいつ地竜族が復活してもいいように、自らの牙で剣を作らせ、人間達に竜に対抗し得る武器としてそれを託した。
これがアリティアの至宝、ファルシオンである。

そして生まれたばかりの娘チキの力を恐れて長い眠りに就かせ、自らの永きに渡る生涯に幕を閉じた。

地竜族の封印の力は「封印の盾」によって守られ、ナーガの遺言によってメディウスは盾の監視役としてラーマン神殿に配置された。

だが数百年後、メディウスが管理していた封印の盾は何者かによって盗まれてしまう。その際、一緒に監視をしていたマムクートの仲間達も殺されてしまった。

人類の危機を救って数百年。
人間はかつての恩を忘れて竜人族を蔑むようになり、更には躊躇なくその命をも奪う。
怒りを覚えたメディウスは、各地のマムクート達を集めてドルーア帝国を建国するが、それはまた後の話―

一方、盗まれた封印の盾に嵌め込まれていた五つの宝玉(オーブ)を売り払って金持ちになった盗賊は、その潤沢な資金で国を建国する。
これが聖アカネイア帝国の誕生であり、その初代国王はラーマン神殿で盗みを働いた盗賊であった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ