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□王子は究極の玩具を手に入れた!
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「ベルセンパイー」

「………なんだよカエル」

「なんなんですかー今の間はー






……ベルセンパイー、ミーの事好きですかー?」





「は…?」

静かな部屋の静寂を破ったのはフランだった
同時にソファに座ってたベルはずり落ちそうになった












「ベルセンパイ…答えてくださいよー」

「いや、お前思考おかしいから」

多分こいつの言うことだ
「Like」じゃなくて「Love」の方…だと思う


「…ミーはかなり本気ですー…ちゃかしたりしたら怒りますよ、堕王子ー…」

「かちーん…お前より先に俺のナイフが怒るんだけどー」












ぎしぃっ…

フランがソファに近付き、ベルの足の上に跨った
そのせいでソファがきしんだ


「ベルせーんぱーい…」

「…何お前…王子の上に乗っていいと思ってんの?」


まただ…



ベルセンパイ、
堕王子だとか馬鹿だとか言わないから
お願いしますー…




ミーの方を…

ミーの事をちゃんと名前で呼んで


「フラン」って名前があるんですよ
知ってるでしょ…?

呼んでくださいよ




そんでさ

そんで


ミーを愛してください



ヴァリアーに入って、カエルの被り物を無理矢理被せられてホントはやだったけど、センパイに




いわゆる一目惚れしてしまったから



しょうがないじゃんですかー…










「好きです、てか愛してます、ベルセンパイ」


「…ませてんだよ…俺より弱いくせに…このカエル」














ちゅ―…


「…ぇ…?」

ソファの上で向かい合ったままベルがフランの唇に自分のを軽く合わせた
フランは驚いた顔になって、みるみる頬が赤く染まってった

「王子に好かれたからには覚悟しろよ、フラン…」


「ふ…不意打ちですよ、センパイ」






ミーのキスを奪った堕王子は、究極の玩具を手に入れた




王子は究極の玩具を手に入れた!
(しし、ちなみに今夜は寝かせない)(ミーは明日を迎えられるか否か!)



20090108
 

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