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まず知っていただきたいのは、日本に限って地震が多い訳ではないという事です。
少し前に、トルコでも大きな地震があったり、ロサンゼルスなどでも大きな地震がありました。
しかし、地震が多発する地域と、全くといっていい程地震が起きない地域があります。
これはなぜかという説明の前に、まずプレートテクトニクスという学説を知っていただく必要があります。
これは、地球の表面はプレートという部分の集まりであり、そのプレートは常に動いているというものです。
分かり易い想像で言えば、プレートとはジグソーパズルのピースのようなものであり、そのピースを組み合わせて一つの
作品を作り上げますが、その作品にあたるのが地球の表面だと思ってください。
そして、そのピースは、地球内部のマントルという高温帯の熱対流によって常に動いています。
そして、このプレートがお互いにぶつかり合い、片方のプレートがもう片方のプレートに潜り込み、徐徐に岩盤を変形させていきます。
この変形させる力は莫大な力で、岩盤がこの変形に絶えられなくなり、砕けた際に放出されるエネルギーが地震となって現れます。
そして、そのプレートとプレートがお互いぶつかり合う境界がある地層を造山帯といい、日本はこの造山帯の中で、環太平洋造山帯
という部分に属しています。
この造山帯に属する地域は日本・ロサンゼルスなどのアメリカの西海岸、アルゼンチンなどが代表的で、これらの地域は以上
の理由で、地震が多発します。この造山帯にある限り、必ず地震は発生します。逆に言えば、この造山帯に含まれない国は全く
地震とは無縁です。オーストラリアや、アフリカは造山帯がないので、恐らく地震を経験した事のない人が大多数なのではないでしょうか。
以上が地震の概念です。
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