あなたは覚えていますか?僕の声を

あの日別れを告げた声だから、きっと忘れたいでしょう

二人の明日が見えないと僕は、ためらわず言ったけど

苦手な街中に、昨日のあなたを探すのはなぜだろう

「離れちゃダメだよ」ってあなたの寂しさを

あの時の僕は受け止められずに。自分の答えさえわからなかったけど

いつも「わかってる」って言ってたあなたの笑顔の意味がやっとわかったんだ。

まだまだ僕がここに居るのは、あなたが愛してれた僕でいるため

枯れる事ない愛の花びらをあなたは僕の心に咲かせた

会いたい。


僕は覚えているよ。あなたの仕草を

独特なくせのある話し方、でも暖かさが伝わる。

その仕草がうつって、それが僕らしさになって、二人の色が近づいてたんだね。

いつも「一緒だよ」って言ってたあなたの涙の意味が、やっとわかったんだ。

まだまだ僕がここに居るのは、あなたが愛してくれた僕でいるため。

消える事ない、肌の感触が振り返らないと決めた僕を壊してく。

切ない。


二人はまるで、生涯を誓ったフィアンセのように。

あなたを守れるなら、失う事は怖くないと、思える夜もあった。

だけどもう一度なんて、言う資格は僕にないから

この部屋の小さな、あの合鍵は、二人で決めたポストの下にまだ隠れてる。

消える事ない、柱の落書きはあなたと僕の事を傘で包む。

まだまだ僕がここに居るのは、あなたが愛してれた僕でいるため

枯れる事ない愛の花びらをあなたは僕の心に咲かせた

会いたい。

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