小説
□色んなドア
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私は今、ドアの前に立っている。
確か、森の中に居たはずだ。
ここはどこだろう?どうして、いきなり森が無くなったんだ?
見渡してはみるが、さっきまであった森が無い。
私は、よく分からなかったが、取りあえず目の前にあるドアを開けてみた。
その瞬間に目が覚めた。
ヘンな夢をみたなぁ・・・
私は、寝起きの頭でぼーっとそんなコトを考えていた。
『いつまで寝てるつもりー?!遅刻してくのー??』
と階下から母さんの叫ぶ声が聞こえる。
げっ!!ヤバイ!マジで遅刻しちゃう!!!
目覚ましは7時50分を指している。
いつもは、7時半に起きて準備をしているがそれでもギリギリになるので、今朝は本当に時間が無い。
とにかく急いで準備をし、朝ご飯も食べずに私は家を飛び出した。