逝かれたお茶会

□第二章 
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注※一章の続きです。





「リィ―今すぐ帰ってこい」

リィーって誰だよ。
何か上から凄い音するんですけど…

ゴゴゴゴゴゴゴ

何事かと思いカーテンを開ける。
騒音の中から凄いB子の声が聞こえた。
リィ「ユア様ぁぁぁ!!
リィ只今戻りましたがもう行かなければっ!!」

こんな住宅街のド真ん中にヘリ持ってくんなよ!!!!
ほかの家が破壊される。

「…つか何でヘリなんだよ。金持ちなのは解ったからホテル行けよ、ビジネスホテル」




沈黙が流れる。
実に気まずい…





「…ホテルとかの手続きが解らないのか??」
「手続きなどは容易いが、、、

あーもうっ!!めんどくさいっ
貴様が私を此処に泊まらせれば良い事だろう!?」

いきなり切れだしたよこの人…。
ヘリが小さくなっていく。

かむばっくリーさん!!!


「B子と一緒に行けば良かったじゃん…」

「…私は死神様(社長)に日本で待機するように言われたからな。
……
英国は私にとっては地獄のようなところだ」


何だか一瞬にして雰囲気が変わった。
何か訳ありのようだ。

『…地獄って何だよ』
「チッ・・・話す義理はない」


微かに舌打ちが聞こえたが…
するーと言う方面で。

腕を組んで俺の部屋の座椅子に腰掛けるユア。


「はあ…しょうがねぇな。
今日一日なら泊めてやっても、、」

後もういっちょっ!!
内心でガッツポーズしながらナオキの手を握る。

「Σ何!?」
「…一日じゃダメだ」
「だーめっ!!俺はあんたを住ませられる程の余裕が無ぇのっ」


「では、余裕が出来れば良いんだな。」


ニヤっと妖しく笑うユア。

また本を開き何かを言っている。
呪文だろうか?それを言い終わると大きなバックが落ちてきた。



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