逝かれたお茶会
□第一章…ぷろろーぐ
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「貴様っ!!待てと言っているだろう!!」
「な、何々すか!!
今俺学校に遅刻するかしないかの瀬戸際なんだお!!
話しかけんなっ」
そう言って学校まで走り続ける。
流石に息も上がってきたのでピタッと止まる。
丁度校門の前で止まった時に勢い良く前に吹っ飛んだ。
「…いってー…何なんだよ」
頭をさすりながら、ぶつかって来たほうを見る。
「貴様っ…いきなり止まるな!!」
「何だよ、まだ居たのかよ。止まれとか止まるなとか我が儘な奴だな………
あ"ぁ"!!!!!!!!」
きーんこーんかーんこガラガラガラー
「江崎なおきィ−お前また遅刻かァ!!!」
ふと聞こえた声に全身が強ばる。
「あ、あんた!!俺が校門前で居るの知ってて閉めてんだろ!!つか今ぶつかってたの知ってんだろうが!!」
勢い良く担任を指さす。
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