遙かなる時空の中で4

□アンコンディショナル・ラブ
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「花嫁殿はまだお目覚めか?」

「……アシュヴィン。」

「クマが出来るぜ?」

「…部屋に入る前に声をかけて欲しかったわ。でももう寝る処だから。」

「千尋。」


「………。」

 その名前で呼ばないで欲しいのに。私は、ニノ姫として、貴方に嫁ぐのだから。


「お前は無償の愛が有ると思うか?」



「…どういう事?」



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