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□紫陽花(太子視点)
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「…あ。アジサイだ」
太子は散歩中、
ふと横を見ると
一輪のアジサイが目に入った。
「…一輪だけ…咲いてる」
雨の滴を溜めた、淡い紫色…。
キチンとしている様で
どこか切なそうな……。
そんなアジサイは、、
何故か妹子を想わせたんだ。
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