K-on!

□好き好き好き好きだいっきらい
2ページ/3ページ


唯「ぅぐっ…ぅ…、みぉちゃんのぶぁかぁあああっ…!」
澪「!?な、なに泣いて…!」
唯「澪ちゃんの浮気者!ばかばかばかっ!!うわああああんっ!」


あーあ。ほら。
ついには泣き始めたじゃないですか。
澪先輩、女の子泣かしてどうするんです?ましてや恋人なのに。


澪「な、なんかごめん唯!!私が好きなのは唯だけだよ!!」
唯「…ほんとに?」
澪「ほんと!本気と書いてマジと読む!」


澪先輩、完璧に混乱してますよね。
なんですか最後。
そこまで泣き顔がかわいかったんですね、わかります。
律先輩、優雅に紅茶飲んでる場合じゃないです。
てゆかよくこの状況で飲めますね。尊敬します。
そしてムギ先輩はカメラを回すのやめましょう。


唯「っ、私も澪ちゃんの事好きだよ!」
澪「ゆ、ゆい!!」


さっきの涙はどこへやら。
唯先輩、単純だとは思ってましたケド、さすがにここまでくると単純通り越してバカです。
澪先輩も実はバカなんじゃないでしょうか。
あ、バカはバカでも唯先輩バカか。


唯「でも、私の方が澪ちゃんの事好きだよ!」
澪「それは聞き捨てならないな。私なんか愛してるぞ!」
唯「私はその二倍愛してるよ!!」
澪「いや私はその一万倍愛してる!!」


どうしてそうなったんですか。
さっきはいい雰囲気だったじゃないですか。
あのまま終わってみんなでティータイムで万々歳だったのになぜ愛してるだとか叫んでんですか、寒いですよ。
気温がさらに下がりますよ。
あの二人の温度は急上昇中だろうケド私たちは下がりっぱなしですよ。


澪「私の方が好きだー!!」
唯「私の方が澪ちゃんの事好きだもん!!」


ああ、もうムギ先輩、律先輩。
あの二人のケーキ、食べちゃいましょうよ。
大丈夫です、どうせあのお二方はお互いしか見えてないでしょうし。


その日のティータイムは、最後の最後まで唯先輩と澪先輩の愛の叫びあいで終了した。

明日からもこんな日が続くのだろうか…。
ほんとに勘弁してほしいです。




→おまけ
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ