K-on!

□小さな想い出
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「デート、行こうか」

夕日が沈み、すでに夜。
星が空に瞬いて、キラキラと輝いているのが、窓から見えた。
澪の家に転がり込んだのは数時間前。
つまり、夕方からいた事になる。
ベッドで転がったり、歌詞書いてる澪にちょっかい出したり、殴られたり、笑ったり。
それだけで数時間経ってたなんて、自分でも驚きだ。
そんな中、急に澪がぴたりと作業をやめ、こちらを向いてそう、一言呟いた。
あまりにも突然で、ベッドから落ちそうになる。

「―――…へ?」

「だから、明日遊びに、デートに行こうって、言ってるんだ」

よ、よよよよよっしゃぁああああああ!!!
初めてだった。
澪から、デートのお誘いなんて。
私は心の中で狂喜乱舞して、澪に向かい満面の笑顔。

「行く!!!」

断る要素なんて、どこにあるのか。





 
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