★☆★☆★☆★☆★☆★

『我の血族リクエスト』
カミュと唯香のやり取り・鬼畜希望

【登場人物】
カミュ=ブライン
神崎唯香

★☆★☆★☆★☆★☆★


※前回までの内容は、コンテンツ『ひじゅつかん』内、『拍手SS・リクエスト編2』に載せてあります。



「離れる必要はないだろう?」

カミュが、後頭部を押さえる形で唯香を抱きすくめる。
対する唯香はそんなカミュに対して、頬を紅潮させたまま、ひたすらに硬直するしか出来ない。

「で、でもカミュ、この体勢は…」
「…ああ…」

カミュは珍しく歯切れ悪く返事をすると、あいたもう片方の手を、唯香の背筋をなぞる形で腰まで落とした。

「!カミュ…っ」

反射的に唯香は、今までの経過から赤くなった顔に、ちょっとした怒りのそれを含ませて、軽くカミュを睨む。
一方、そんな唯香の反応に、自らの中に潜む何かを酷く掻き立てられたカミュは、ふ…、と嘲るように笑うと、不意にその束縛を強くする。

これにはさすがに唯香も、再度、目くじらを立てずには居られなかった。

「カミュ! いくら何でも、これじゃ度が過ぎ──」
 





[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ