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『我の血族リクエスト』
カミュと唯香のやり取り・鬼畜希望
【登場人物】
カミュ=ブライン
神崎唯香
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※前回までの内容は、コンテンツ『ひじゅつかん』内、『拍手SS・リクエスト編2』に載せてあります。
「離れる必要はないだろう?」
カミュが、後頭部を押さえる形で唯香を抱きすくめる。
対する唯香はそんなカミュに対して、頬を紅潮させたまま、ひたすらに硬直するしか出来ない。
「で、でもカミュ、この体勢は…」
「…ああ…」
カミュは珍しく歯切れ悪く返事をすると、あいたもう片方の手を、唯香の背筋をなぞる形で腰まで落とした。
「!カミュ…っ」
反射的に唯香は、今までの経過から赤くなった顔に、ちょっとした怒りのそれを含ませて、軽くカミュを睨む。
一方、そんな唯香の反応に、自らの中に潜む何かを酷く掻き立てられたカミュは、ふ…、と嘲るように笑うと、不意にその束縛を強くする。
これにはさすがに唯香も、再度、目くじらを立てずには居られなかった。
「カミュ! いくら何でも、これじゃ度が過ぎ──」