novel

□氷の貴公子
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目の前のしつこい奴等にうんざりしてたら、寮のドアが開いた。

「えっと〜」

優姫ちゃんだった。

嬉しくて、一気に気分が上がる。

「はいはい、出てって〜」

僕はその迷惑な人間を追い出して、まさか来てくれるなんて思ってなかった優姫ちゃんを寮に入れる。

あれっ?

でも、何で来たんだだろう?

「ど〜したの?こんな時間に。あっ、もしかして僕に血を吸われにっ?」

そう言って抱き着いてみれば。

「違います。枢様に会いに・・・・・・」
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