☆小説V☆

□エヴァンゲリオン −天使と悪魔の闘い− 第1章
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痛み。それはほんの一瞬だけのこと。だが、その傷跡は二度と消えずに残ってしまう。それが全ての闘いの始まりであった・・・。



  エヴァンゲリオン
 −天使と悪魔の闘い−
 第1章「闘いの始まり」


シンジとカヲルは最近ウナナの体調が崩れていることが心配になり、彼女の家に見舞いに行くことにする。「ウナナー!お見舞いに来たよー!」
シンジは玄関のドアをノックする。
すると扉が開き、ウナナが姿を現わす。
「あ、シンジ君。カヲル君・・・来てくれたんだ。上がって。お茶出すから」
ウナナは長袖と長ズボンのピンクのパジャマを着ている。
シンジの服装は長袖の水色のシャツに黒の上着とズボンを着ていてカヲルは黒のネクタイで白のワイシャツでスーツのような格好をしている。
シンジとカヲルは靴を脱ぎ、家に上がる。
リビングに座り込み、二人はウナナの様子を見守る。「お茶なんかいらないよ。それより具合はどうなんだい?」
カヲルはウナナの傍に近寄り、顔色を伺う。
「大丈夫だよ。お茶を・・・常識的なことをしなきゃ・・・うぐっ!」
ウナナは右手で口を抑え、倒れこむ。
「ウナナ!?」
カヲルとシンジはウナナを支え、ベットに運んでいく。
そして部屋に入ると二人の目にとんでもないものが映る。
「・・・何これ?」
「どうやら血のようだ」
冷静なカヲルは呟き、ウナナをベットに寝かせる。
「血っ・・・!?」
『血』という言葉を聞いてシンジは背中に寒気が走る。
ベットの周りには痛々しそうな血の跡が沢山見られる。
「何がどうなってるの!?カヲル君!?」
「落ち着いて、シンジ君。周りをよく見てごらん」
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